夏疲れにオススメ「極早生温州みかん」の農林水産省も注目する健康効果

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連日の猛暑日が終わり初秋に差し掛かると、夏の疲れがドッとでることも。そんな時にオススメなのが「極早生(ごくわせ)温州みかん」(青切りみかん) です。

暑さが残る時期にピッタリの味わい

9月〜10月頃に収穫されるスッキリとした爽やかな酸味を楽しめる「極早生(ごくわせ)温州みかん」(青切りみかん) 。

その名の通り見た目はまだ青い(緑色)のですが果肉はきれいな橙色です。冬の甘いみかんと比べるとやや酸味が強いのが特徴です。店頭ではあまり多くありませんが夏の終わり頃になると見かけるようになります。

温州みかん

農林水産省が機能性表示を推進する農産物の1つ

2015年春よりスタートした「機能性表示食品」で農林水産省が機能性表示を推進する農産物の1つとして「温州みかん」をあげるほど、その含有成分の効果が注目されています。

前回の記事で詳しく書いていますが(⇒機能性表示食品を知っておこう)機能性表示食品はトクホと異なり加工食品及び農林水産物も「成分の機能性」をうたって販売できるようになりました。例えば、みかんの袋に「骨の健康に役立つ!温州みかん」など表記して店頭に並べることができるのです。

極早生(ごくわせ)温州みかんの成分

極早生(ごくわせ)温州みかんに含まれる代表的な成分は、冬の温州みかんとほぼ一緒ですが含有量が若干異なります。「ビタミンC」「ヘスペリジン」などに関しては、極早生(ごくわせ)、早生(わせ)のみかんの方が若干多く含まれています。(可食部100gの比較)

ビタミンC

出典:果物ナビ 温州みかん

βカロチン
(カロテノイド)
・強力な抗酸化力・身体の粘膜/皮膚の維持・免疫機能を保つ
ニンジン、カボチャ、小松菜、ほうれん草、ブロッコリー、マンゴーなどに含まれる
βクリプトキサンチン
(カロテノイド)
果肉に多く含まれる色素 果物の中でトップクラス。機能性関与成分として注目されている。
みかん(柑橘類)や、とうもろこしなどに含まれる
ビタミンC ・疲労回復を早める・抗酸化力を持つ・免疫力を高める
みかん2個〜3個で1日に必要なビタミンC(成人一日必要量(※)100mg みかん1個には約35mg)がとれる。
ヘスペリジン(ビタミンP) ・高血圧や動脈硬化を予防・花粉症を予防・骨密度の低下を抑制する効果(骨粗しょう症予防)
クエン酸 ・体内の酸化物質を減少させ疲労回復、疲労予防に・酸性にかたむいた体液をアルカリ性に・血液をきれいに 
ペクチン ・整腸作用・腸のデトックス
中果皮(袋や白いスジ部分)に多く含まれる(りんごや柑橘類に含まれる食物繊維の一種)

※厚生労働省による推奨量

その中でも農林水産省が注目する「βクリプトキサンチ」と、「ヘスペリジン(ビタミンP)」についてみていきましょう。

果物の中ではダントツ、骨の健康に役立つ「βクリプトキサンチ」

「βクリプトキサンチ」は、温州みかんの果肉に多く含まれる色素、カロテノイドの一種で含有量は果物の中でトップクラスです。

βクリプトキサンチ
出典:果物ナビ 温州みかん

「βクリプトキサンチ」は「骨の健康に役立つ」など、機能性成分の1つとして農林水産省が「機能性関与成分」の表示を推進しています。
今後、カロテノイドを機能性関与成分とする「機能性表示食品」の届出が増えるのではないかと言われていますが、「温州みかん」もその1つになります。
※現時点(6月11日時点)では、カロテノイドを機能性関与成分とする商品が7品 受理されているそうです。

日本国内で実施された栄養疫学研究(三ヶ日町研究)では、血中β-クリプトキサンチン濃度が高い人ほど肝機能障害や動脈硬化、インスリン抵抗性といった生活習慣病のリスクが低いことが明らかになりました。また、閉経後の女性は骨粗しょう症を発症しやすいことが知られていますが、血中のβ-クリプトキサンチン濃度が高いと、骨粗しょう症の発症リスクが低下することも明らかになっています。
引用:理研ビタミン 健康成分ラボ β-クリプトキサンチンとは

生活週間病の予防など、その効果が明らかになっている「βクリプトキサンチ」。この成分名を知っていればお買い物時に役立つでしょう。

ビタミンCを効率的に摂取するのに役立つ「ヘスペリジン」

毛細血管の強化や血流改善効果が認められている「ヘスペリジン」は、熟す前の青みかんの果皮や中果皮(袋や白いスジ部分)などに多く含まれています。
昔から陳皮(ちんぴ)と呼ばれ、温州みかんの果皮は漢方や民間療法などに役立ってきました。

特に青みかんの中果皮(袋や白いスジ部分)に多く含まれ、その量は完熟みかんの十数倍にものぼり、熟すにつれて「ヘスペリジン」の含有量が減少していきます。
「ヘスペリジン」はビタミンCの吸収を促進する作用も持ち、また共に働き毛細血管を細菌やウイルスから守る作用もあります。そのため花粉症を予防する効果もあると言われています。

少々舌さわりが気になる方もいると思いますが、できるだけ果皮や袋にある白いスジを一緒に食べましょう。

温州みかんの収穫時期も知っておこう

果物は旬のものをいただくのが一番です。収穫時期によって大きく4つに分けられていますが農家さんによってことなることもあります。

・極早生(ごくわせ)温州みかん — 9月から10月頃に掛けて収穫されるもの
・早生(わせ)温州みかん — 10月から12月頃に掛けて収穫されるもの
・中生(なかて)温州みかん — 11月〜12月頃に掛けて収穫されるもの
・普通温州みかん — 1月以降に収穫されるも

夏疲れをとり元気に秋をむかえるために

暑さが残る季節にいただく爽やかな酸味は一度たべたらやみつきになるかもしれません。
夏の疲労を和らげる成分だけでなく、風邪を予防し免疫力をあげるパワーも併せ持っていますので、極早生(ごくわせ)温州みかんは袋や白いスジ部分も一緒にいただきましょう。

「機能性表示食品」により、店頭のみかんに「βクリプトキサンチ」という成分名が出る日も近いかもしれませんのでこちらも覚えておきましょう。

▼そろそろ2015年の予約も始まりそうです

 

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2015年8月26日アップ
2015年9月10日更新

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