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Beauty

動物実験をしていない化粧品、Cruelty Free(クルーエルティフリー)認証マーク 「Leaping Bunny(リーピングバニー)」

動物実験をしていない化粧品につく認証マーク、可愛いうさぎのマークは「Leaping Bunny(リーピングバニー)」と言います。

化粧品を選ぶ選択基準はありますか?

例えば・・・

◎内容成分(・合成成分不使用・鉱物油不使用…)
◎原材料へのこだわり(・フェアトレード原料・オーガニック原料…)
◎環境配慮した活動(・パッケージのリサイクル・環境保護活動…)
◎認証マークを取得した商品(・エコサート・Icea・…)

その中に「動物実験をしていない」が含まれるかもしれません。
今回は「動物実験をしていない」化粧品に与えられる認証マークをご紹介。

「動物実験をしていない」を認証するマーク

ぴょんっと跳ねたウサギと星マーク
Leaping Bunny(リーピングバニー)

化粧品やパーソナルケア製品の開発、製造にあたって動物実験を行わない製造業者であることを証明するマーク。
米国の認証機関CCIC(the Coalition for Consumer Information on Cosmetics/化粧品消費者情報連合)の実施する「Leaping Bunny Program」の認証マーク
Go cruelty freehttp://www.gocrueltyfree.org

<Leaping Bunnyの認証>のあるコスメ
ACURE – アルガンオイル – 1 オンス [並行輸入品]

他にも、あまり日本国内ではお目にかかりませんが、

非動物系製品につく
Vegan(ベガン/ヴィーガン)

純粋に植物だけ、または植物と水で作られた化粧品や食品などの認定マーク。非動物系。動物原料使用に反対するイギリスのVegan協会により、配合成分・製造工程で使用する原料に一切動物原料を使用していない製品につく認証マーク
vegansocietyhttp://www.vegansociety.com

頭をなでられた子犬マーク
IHTK

化粧品の開発、製造にあたって動物実験を行わない、動物由来の成分や動物を殺して得られる原料を使していないことを認定するもの。原料調達、開発、製造のすべての過程において 原料の出所が全て分からないと発行されない認証マーク。
IHTKhttp://www.ihtn.de/ihtn-en.htm

PETA(ペタ)
People of the Ethical Treatment of Animals

動物の権利を倫理的に扱うことをミッションにアメリカでもっとも
広く知られている国際動物愛護団体の基準をクリアした製品につく認定マーク
PETAhttps://www.peta.org/about-peta/

Leaping Bunny(リーピングバニー)は「LUSH(ラッシュ)」「the body shop(ザボディショップ)」などをはじめ、海外発のオーガニック・ナチュラルコスメに多くみることができます。

特にLUSHは、早くから取り組み、動物実験の「3Rの原則」( Replacement: 生きた動物を使わない方法への代替、Reduction: 使われる動物の数の削減、Refinement: 実験動物の苦痛の軽減)の代替えになる技術を支援する「ラッシュプライズ」を設立しています。

日本の化粧品メーカーはどうしてる?

アパレル業界の毛皮問題と同様、化粧品業界にも動物愛護の声があがり、2013年3月11日よりEU域内で「動物実験をおこなった化粧品」が販売ができなくなりました。
この流れをうけ、資生堂は2013年4月、化粧品の開発で動物実験を原則廃止(※)。その後マンダムが続き、2014年にはカネボウが加わりました。
動物愛護を啓蒙しているサイトJAVAコスメガイドによれば、

メナードは2009年から(動物実験を)行っていないが公表を控えていた
JAVAコスメガイド

また、

レノアは今後も対応するつもりはない
JAVAコスメガイド

など、各メーカー、動物実験に対する姿勢はバラバラであるのが現状のようです。

(※)—中国向けは除く
既存製品の成分について改めて安全性証明が必要になった場合や、国内生産品と輸入品ともに動物実験での安全性証明を求める中国については指定の動物実験を行う。

Leaping Bunny(リーピングバニー)などを取得している商品は?

Leaping Bunny(リーピングバニー)認証は、既述の「LUSH(ラッシュ)」や「the body shop(ザボディショップ)」、IHTKは、demeter(デメター)、BDIHの認証マークを取得している「マルティナオーガニックコスメ(martina organic)」など海外のオーガニックブランドで多く見ることができます。

まだ国内の製品にはこの認証マークがついているものが少ないですが、化粧品購入の際に参考にしていただければと思います。



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