スイカに含まれる成分「シトルリン」はスーパーアミノ酸とよばれ欧米ではサプリなどの食品素材などにも利用されています。

夏の疲労感や美白対策にぴったりのスイカ

少々塩をふって食べるスイカはスポーツドリンクの代わりにもなるほど、夏場にうれしい成分を含むお野菜です。

身体へのエネルギー補給にはぴったりな糖やミネラル、食物繊維などを含んでいます。

◎特に下記の成分が、夏の疲労感や美白対策に効果が期待できます。

リコピン	「抗酸化作用」が強くシミ・ソバカスを予防する効果が期待できます。その抗酸化作用は抗酸化力はβ-カロテンの2倍以上、ビタミンEの約100倍ともいわれています。 また血流を改善の効果も期待できます。
β-カロテン	緑黄色野菜に多く含まれているカロテノイド。体内でビタミンAに変化するため、肌や眼を健やかに維持する効能が期待できます。 実はトマトより含有量は多く、100gあたりに含まれるβ-カロテンの量. スイカ：830μg トマト：540μg
ビタミンＣ	水溶性のビタミンで、肌のコラーゲンやヒアルロン酸などを生成する「線維芽細胞」に働きかけ、ハリやうるおいを維持します。また紫外線によるメラニンの生成を抑制する効果も期待できます。血中コレステロールを下げ免疫強化にも役立つビタミンです。
シトルリン	天然保湿因子を構成するアミノ酸の一種で美肌効果に一役買い、疲労軽減、運動パフォーマンス向上などの効果が期待できます。 また、血管を強くしなやかにし、血流を改善し動脈硬化の予防、冷え症や手足のむくみ予防なども期待できます。

スイカは夏場に屋外でスポーツをしたり試験勉強にいそしむお子さん達の、疲労回復、身体パフォーマンス向上、集中力UPはピッタリかもしれません。もちろん、大人にもおすすめです。

では、ちょっと聞きなれない「シトルリン」。この成分についてもう少し詳しくみていきましょう。

「シトルリン」は美容効果だけでなく
薄毛予防にも役立つ成分

サプリなどの食品素材などに利用されるなど、近年注目されています。

シトルリンはアミノ酸の一種で、1930年に日本でスイカから発見されました。シトルリンという名前はスイカの学名Citrullus lanatus(=Citrullus vulgaris)から名づけられたものです。
シトルリンはスイカ の原種といわれているカラハリ砂漠の野生スイカに多く含まれており、光が強く乾燥した過酷な環境で生きていくのに重要な役割を果たしている成分だと考えられています。
シトルリンの効果：スイカとメロン種苗会社

●美肌効果
皮膚の弾力やハリ・ツヤに関わる天然保湿因子を含み、紫外線によるコラーゲンの分解を防ぐことで肌のハリを維持するのを手伝います。また保湿作用もありアンチエイジング効果も期待できます。

●健康効果
血管の健康をサポートし、血流改善、動脈硬化 予防、精力増強などが期待できます。血流が改善することにより、冷え症・むくみ防止・肌つやUP・集中力UP・薄毛予防、筋肉量・持久力などの身体パフォーマンス向上など様々な効果が期待できます

「シトルリン」はスイカの皮部分に
約2倍量含まれている

上記のような「シトルリン」の効果を期待する場合はスイカの皮まで食べるのがおすすめです。

日本食品分析センターの分析によると下記のように果肉より皮側に多く「シトルリン」が含まれていることが分かりました。
皮といっても「緑」の硬い外皮でなく白い部分になります。

効率よく食べたい
「スイカの皮」をつかったレシピ

◎スイカの皮のお漬物

≪レシピ≫
・緑色の皮部分をそぐように切落し、白い部分を短冊切りにします。
・ビニール袋などに塩を少々いれ袋の上からもんだあと真空状態にして冷蔵庫で半日ほど冷やします。
・お好みでごま油などを加え中華風のお漬物にしても。

他にも佃煮やヌカ漬けにしたり、クセのない味なのでいろいろ応用できそうです。

適量を食べ続けて夏バテしない身体に

厚生労働省の「食事バランスガイド」によると1日に約200gほど食べるのが良いとされています。簡単に取れる量ではないので、無理のない程度にいただきましょう。

スイカが「日差しが強く乾燥している過酷な環境」で育つために重要な役割をもつ成分「シトルリン」は、わたしたちにも有効な成分。

猛暑が続く夏は「スイカ」を食べて、熱中症対策と美容効果、この２つのおいしい効果に期待しましょう。

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※キュウリ、スイカ・メロンなどにアレルギーが出る方がいますのでご自身の体調に合わせて食べてください。

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参考サイト：
シトルリン研究所
シトルリンの効果：スイカとメロン種苗会社
注目の健康成分：シトルリン 期待される効果:協和発酵バイオ
スイカのリコピンはトマトより豊富：キレイなママの作り方