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良質な脂質?ココナッツオイルの摂取方法 – 脂肪酸のことを知っておこう
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良質な脂質の摂取は、美容・健康の維持に必要不可欠ですが、摂取方法には注意が必要です。
ココナッツオイルの効果を出すために知っておきたいこと
痩せるオイル、アンチエイジング、動脈硬化を抑える、など まるで魔法薬のような扱いになっていますが、「ココナッツオイル」はいつもの食生活にプラスするサプリや薬的なものではなく、いつも使用しているオイルから「置換える」利用法をおすすめします。
まず、普段の食生活で使っている(飲んでいる)オイルがどのようなものか確認しましょう。
「オイル効果」早見表で確認
「オメガ3」「オメガ6」「オメガ6」ってどのオイル多く含まれているの? 熱に強いのは?酸化しにくいオイルは?・・・など迷ったら確認してください。
早見表には詳細は書き込めないので、大まかにオイルをグループ分けしています。
※各オイルがどれか1つだけの脂肪酸を含有していることはなく、どれも少しずつ含まれています。
例えば「亜麻仁油」は、縦軸と横軸をみて、「長鎖オメガ3系脂肪酸」ということが分かります。
「オメガ6」「トランス酸脂肪酸」の摂取量を減らす
ココナッツオイルの効果を感じるためには、普段の食生活で過剰摂取と言われている「オメガ6」「トランス酸脂肪酸」の摂取量を減らすことです。
理想の摂取比率は「オメガ6:オメガ3」が「2:1」~「4:1」。
現代人は「20:1」とも言われていますので「オイル置き換え」をして理想値に近づける必要があります。
原料だけでなく製法や鮮度も大切
各オイル、抽出・製法の仕方で正反対の性質をもつこともあります。科学的に脱臭や脱色をするなど、安価のココナッツオイルはその過程で水素を使用しラードなどと同じ「長鎖脂肪酸」になっていることもあります。
各オイル、自然の形に近い「低温圧搾」「無精製」「有機(オーガニック)」「ヴァージンオイル」の表記があるもの選びましょう。
ココナッツオイルだけでなく
グラスフェッドギーもおすすめ
ココナッツオイルと同じ効果が期待できる「中鎖脂肪酸」である、グラスフェッドギー(草だけを食べて育てた牛のバター)も、コーヒーに加える、バターコーヒーとしてダイエット効果が注目されています。
ギーとは、無塩バターを精製して作るアーユルヴェーダですすめられている優れたオイル。知力、記憶力、消化力、視力をよくする言われています。
「トランス酸脂肪酸」の摂取を減らし、「オメガ6」の置き換えに「中鎖脂肪酸」のココナッツオイルやグラスフェッドギー、「オメガ9」のオリーブオイルを積極的に使っていくことで、オイル本来の効果、健康や美容効果が期待できます。
今回は少々難しい内容になりましたが、スーパーオイルであるココナッツオイルのダイエット効果や美容効果を実感するには
日々の食生活で使用するマーガリンや植物油の「オイル置換え」からスタートさせてみましょう。