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Ethical Life?

自然に寄りそう暮らし

健康・美容・食・環境に配慮したライフスタイルを「エシカルライフ(ethical life)」と総称し、コト・モノを紹介します。

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Food

ヘルシーな食事を続けていたはずなのに…。可愛すぎる砂糖のあまくない話

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公開日:

朝はスムージーを作り、週3でパーソナルジムで運動して。お菓子も食べないのに健康診断で肝機能障害と言われました…。

ストイックに結果を求めすぎて「食のバランス」が崩れてしまったからかもしれませんね。

お菓子や清涼飲料水、フルーツジュースにジャンクフード…これらを避けていても砂糖は姿を変えて「ヘルシーフード」にも潜んでいて、知らぬ間に心身に影響を与え続けています。

ヘルシーな食事を続けていたはずなのに

これは2014年に公開された映画「あまくない砂糖の話」(原題:That Sugar Film)で主人公自らの身体を使い、砂糖の摂取実験していくオーストラリアのドキュメンタリーの内容です。

あまくない砂糖の話(字幕版)

あまくない砂糖の話映画That Sugar Film 2014

普段の食生活で自然な食物に含まれている砂糖以外はを取らない主人公が
子どもの誕生を控え、砂糖の身体に及ぼす影響に興味を持ち以下のようなトライを行います。

<60日間、砂糖を摂取し続ける>
 ・1日角砂糖40個分の砂糖(糖質)食べる
(オーストラリア人が1日平均スプーン40杯分の砂糖を摂っていることから算出)
 ・1日の摂取カロリーはトライ前と同じにする
 ・お菓子、ジュース、ジャンクフードは食べない(ヘルシー食品のみ選ぶ)
 ・運動もトライ前同様に続ける(ジョギングなどの有酸素運動)

このトライを通し、主人公は日に日に体重や体脂肪が増加し、ついに脂肪肝を発症。
糖尿病の1歩手前にまでなり、集中力が低下し精神面では無気力感に襲われるようになります。

肝機能が弱ると、なんとなく体がだるい・疲れやすい・吐き気する…など
病院へ行くほどではないが何か調子が悪いといった状態であらわれます。
ぼんやりしてしまう理由は、砂糖の摂取方法による血糖値の急なアップダウンに理由がありました。

名称を変えて食品に潜む砂糖

映画では、お菓子やジュースに含まれる砂糖以外に、様々な甘味を司る糖質が日常の食卓にあふれていることを教えてくれます。

白砂糖、ショ糖(グラニュー糖)、はちみつ、甜菜糖、アガベシロップ、ココナッツシュガー、キビ砂糖、ぶどう糖に果糖。

これら「糖類」の代わりとして安価な原料として使われる、デンプンを分解し酵素の力で異性化した異性化糖(HFCS/高フルクトース・コーン・シロップ)や、果糖ぶどう糖液糖、ぶどう糖果液糖。

(異性化糖(HFCS)に関しては、そのほとんどが遺伝子組み換えのトウモロコシを原料として製造されています)

ヘルシーな印象を与える食品や、加工食品・清涼飲料水には、カロリーが低い異性化糖(HFCS)果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖果液糖が主に使われます。

しかし、ぶどう糖と身体への作用や処理の仕方が異なることから、そのほとんどが肝臓で代謝されます。代謝に使わずに余った果糖はそのまま肝臓に蓄積し、やがて脂肪肝につながっていきます。

これが今回のドキュメンタリーでの「ヘルシーフードを食べていたのに太った」の理由の1つです。

かつてファーストレディも懸念した

2010年の米国、当時ファーストレディであったミシェル・オバマ氏が、
自国の肥満化社会の原因の1つとして「異性化糖(HFCS)」を使った清涼飲料水に懸念を表明ています。

それに呼応するように各企業は「異性化糖(HFCS)」を食品の原材料から削除し、学校の自販機からも、それまで以上に対象の清涼飲料水が排除されていきました。

選択するのは自分

食品の原材料が記載されている食品表示ラベルをみると、思っている以上に「ヘルシーと一般的に印象のある食品」に、これらの甘みが使われているのがわかると思います。

フルーツジュース、グラノーラ、ヨーグルト、スポーツドリンクに、ソースなどの調味料…などなど。自家製スムージーでさえも食材によっては、糖質量的には甘いコーヒー飲料と大差ありません。

「砂糖のあまくない話」のトライで糖尿病の一歩手前まで体調を崩してしまった主人公ですが、本来続けていた食生活に戻し、最後には心身ともに元の状態になります。

国際的に評価の高い、健康心理学の学術誌「British Journal of Health Psychology」に掲載された論文によると、果物や野菜をたくさん食べた人のほうが幸福感が強く創造性も高いそうです。

主人公が父親になるきっかけで始めたトライなだけあって、作中では「食育」に関してもヒントが語られています。
その中でルドルフ・シュタイナーの言葉を借り、子どもの個我存在の発達のために砂糖を与えすぎないように助言しています。

興味がある方は一度観てみてはいかがでしょうか。

食事の代用としてスムージーやダイエットゼリー。おやつにはカロリーオフや糖質ゼロを選んでましたが…。

栄養バランスが崩れた状態でジムでハードな運動をしていたこともありますね。
タンパク質不足もまた肝機能障害につながる原因の1つです。

お金かけてもいいことない(笑)  ヘルシーって書いてあればそう思っちゃいますよね。


あまくない砂糖の話 映画 That Sugar Film 2014
The Economist High-fructose corn syrup Sickly sweetener
https://www.economist.com/business/2010/05/27/sickly-sweetener
「British Journal of Health Psychology」
農畜産業振興機構:砂糖以外の甘味料について
https://sugar.alic.go.jp/japan/fromalic/fa_0707c.htm
ルドルフシュタイナー 健康と食事
医者が教える食事術 最強の教科書 牧田 善二
カロリーゼロにだまされるな: 本当は怖い人工甘味料の裏側 大西睦子

長期間大きく食生活を変更する場合は、栄養士に相談するなど、ダイエットは健康と一緒に考えていきましょう。