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飲むことで社会貢献ができる、サードウェーブコーヒーの魅力。
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サードウェーブコーヒーは味わい深いだけでなく「飲む」ことを通じ「社会と繋がることができる」コーヒーでもあります。
サードウェーブコーヒーとは?
大手コーヒーチェーンのエスプレッソドリンクの流行がセカンドウェーブと分類されるなら、サードウェーブコーヒーは、喫茶文化のある日本にはわりと自然に受け入れられる、細部にまでこだわった地域密着型 職人系コーヒー(アルティザンコーヒー)のことです。
サードウェーブコーヒーは味わい深いだけでなく「飲む」ことを通じ「社会と繋がることができる」コーヒーでもあります。
コーヒー豆を栽培する環境を重視
従来のコーヒーブームとの大きな違いは、サードウェーブコーヒーはシングルオリジン(単一品種・単一農園)のコーヒー豆を扱うこと。
そのため農園や豆のクオリティ、味・焙煎方法など多岐に渡り細かくこだわり、トレーサビリティや現地の労働環境・流通など含めた背景環境までも重要視しています。
サステイナブルなビジネスモデルを模索
コーヒーの消費が世界で広がる一方で解決されていないのがコーヒーの農園の存続。買い叩きなどもある途上国の農園は十分なお金を得れず、気候変動や疫病などもあり豆のクオリティを維持するどころか農園の維持も厳しくなっている現実があります。
それらの現状をサポートする姿勢が強いのもサードウェーブコーヒーの特徴の1つです。
質を高め、維持する。
ダイレクトトレードとフェアトレード
そのためサードウェーブコーヒーを扱う店舗はダイレクトトレード(農園と直接取引)や、フェアトレードを積極的に行い取引農園の収入を安定させ労働環境など支えています。
売れることが森林破壊に繋がらないように
また農園側も運営が安定することで、自然保護認定(レインフォレストアライアンス、有機JAS等の認証)をうけ栽培することが可能になってきました。大量消費を補う大量生産を叶えるために農薬や化学肥料を用いた無理な土地活用をしなくても、自然環境を守りつつしっかりと農園運営ができる生産体制をつくることができるのです。
サードウェーブのコーヒーを選べば、最終的に社会貢献につながる
コーヒー豆のクオリティや味の質にこだわるだけでなく、現地労働環境環境の改善や、貿易そのもののありかた、自然環境の保全などを促しながら進化をつづけるのがサードウェーブコーヒーです。このコーヒーを選択することでサスティナブルな社会に貢献することができます。
農作物が作られた背景のストーリーを知ることで、普段の買い物でのモノの選び方が変わるきっかけになればと思います。